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有機的未利用資源の環境材料及び生体材料への展開

分野
生体高分子化学、生活科学、界面化学
キーワード
環境材料、医用材料、抗菌活性、界面活性剤、コラーゲン、未利用資源
工学部 生命環境科学科

教授 桑原 順子

研究概要

 これまでアミノ酸・ペプチド・タンパクを扱った生体高分子化学、アミノ酸系界面活性剤及び油脂などの界面化学の研究経験をベースに、現在は未利用資源を材料とした環境材料並びに生体材料への展開を目的とした研究を行っている。
 例えば、魚皮・魚鱗、リサイクル竹材、食品加工残滓など、これまで廃棄され続けてきた有機的未利用資源に着目し、より付加価値の高い有用資源への展開を目指している。

図1:鰹皮より得られたコラーゲン線維SEM観察画像
左:pH中性付近にて線維化
右:pH中性付近で線維化+化学的架橋化後

図2:魚鱗より抽出されたコラーゲンのSDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動
分子量マーカーの隣レーンにコラーゲン特有のα鎖とβ鎖を確認することができる

図3:コウジカビに対する竹抽出物の抗菌活性試験(24時間培養後)
左:最小生育阻止濃度以上
右:最小生育阻止濃度以下

図4:竹抽出エキスのヒアルロニダーゼ阻害活性試験評価試薬(p-DAB)の紫色が薄くなるほど阻害活性が高い

利点・特徴  有機合成、機器分析、微生物を用いた抗菌活性試験など本学の現有施設を使用することができ、外部の分析機関に委託することなく比較的低コストで研究を遂行することが可能である。
応用分野  工業廃水、農業排水など水質浄化のための環境材料、食品及び化粧品、医薬品向けの生体適応材料などへの応用展開が可能である。

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